アドセンスの収入計上
グーグルアドセンスは、ドルで収入金額が決定します。今は、収入を円表示できるようになりましたが、前は、ドルでの表示のみでした。
円表示の方が、確定申告のときに便利ですので、円表示に変えましょう。
さて、グーグルアドセンスは、入金されるときには円で入金されますが、収入計上は、入金時ではなく、収入が確定した時に収入計上します。
収入を円で表示されるようにはなりましたが、あくまで、アドセンスの収入は、収入確定時のレートで円換算されていますので、収入の金額と入金された金額とでズレが生じます。
例えば、収入が100ドルで、1ドル=100円の時に収入が確定すれば、10,000円を収入計上します。
振り込まれた時に、1ドル=90円であれば、9,000円しか振り込まれませんので、収入との間に1,000円の誤差が生じることになります。
これは、為替差損として経費になります。
逆に1ドル=110円であれば、11,000円振り込まれますので、1,000円が為替差益となりますので、申告時の収入に加算する必要があります。
アドセンスの収入の仕訳
青色申告者の場合は、会計ソフトへの入力が必要です。アドセンスの売上の入力は、まず、収入をドルではなく円で表示させて、1月毎の合計を出します。毎月末日にその合計金額を
売掛金 / 売上高 として入力します。
振り込まれたときには、通常差額が発生しているので、売掛金よりも少なく入金された場合は、
普通預金 / 売掛金
為替差損 / 売掛金
のように、2つの仕訳を入力し、売掛金をきれいにします。
計上した売掛金よりも、多く振り込まれた場合は、
普通預金 / 売掛金
普通預金 / 雑収入
として、為替差益分は、雑収入にしておきましょう。後で確定申告する際も、為替差損は売上ではなく、雑収入として記載することになります。
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